自分のことを自分で決める    当事者主権

2年前の話です。自閉症のaくんが、当ホームから自宅の戻る時、両親が半ば強引に連れて帰ってしまいました。
当ホームでは、とりわけ私は塾だけの時代から、自分のことは自分で決めるということを大事にしており、そう指導し、係わってきました。
それは、どんなにこどもであろうが、障害があろうが、同じです。自己決定できるのです。人は自分のことを自分で決められます。
だのに、aくんの親は、aくんがここにいたいと言っているのに、強引に連れて帰りました。私はご両親に、「aくんの意志を尊重しないんですか?」と言いましたが、聞いてはもらえませんでした。力づくで言って聞かせるというのです。驚きました。そんなことをすると子どもは暴れる!!と、知っているからです。そのことを伝えましたが、聞いてはもらえませんでした。今日、そのaくんの状態がよくない話を聞きました。
「やっぱり」
どうして親は子どものことをそんなふうにできるのでしょう?
悲しくなってしまいました。そして親を説得できなかった自分がふがいなくてじだんだ踏む思いです。aくんは今も両親に内緒で、うちの職員の自宅に遊びにきています。(ミ~ミ)

by re0chan1 | 2007-09-05 21:12 | ひびつれづれ